☆皆さんお元気ですか?☆
ライブの翌々日からScientistとのレコーディング。
非常にいい経験になりました。
4日、5日の二日間で5曲をレコーディング、うち3曲のTrack Down(Mix作業)が終了。
いつものペースJahありえない。スピード仕事。
当初の私は1曲多くて2曲上がればいいな、なんて考えてたけど甘い甘い。
Scientistはベーシック(ドラム&ベース、ギター、キーボード、仮歌)を1つ録り終えるごとに「ハイ、次!」と。
まあ、私もいつこんな場面になってもいいように、リリックとメロディはしっかりストックしているんですけどね(ここが私のいいところ!)。
その備えが功を奏して5曲録りました。
注目すべきは、「ただレコーディングする」だけでなく、
レコーディングのマイキング(ベストなポジションで録音できるよう、マイクの位置やレベルを調節すること)、楽器のチューニングなどをScientistがカメラの前でレクチャリング。
そう、彼の教則DVDの撮影も同時進行していたんです。
これ発売のめどはまだたっていませんが、発売されたら全てのレコーディングエンジニアは必見のDVDとなること間違いないです!!!
ドラムをチューニングしただけで、聴きなれた大石君のYAMAHAのメイプルカスタムが、より一層強靭で芳醇なサウンドになっている!!!
これには驚いた。
DUBの巨匠は録音の巨匠でもあるわけだ。
4日で全ての楽器のオーバーダブ(重ね録り)を終了。
5日は歌&コーラス入れと、巨匠の腕の見せどころであるMIX作業。
巨匠のMIX時間を減らしちゃいけないと、5曲の歌入れをものすごい集中力でほぼワンテイクで録り終えました。
せっかく早く歌入れ終えたのに、そこからが長かった
。
巨匠の秘蔵武器「スーパーフィルター」の修理(ハンダ付け)から始まります(歌入れの間に直しとけば・・・)。
その後 拳POWA STUDIOのコンソールの設定を全て巨匠仕様にチェンジ!!!
配線から何からガラリと変えたよ。
これScientistでなかったら、普通はお断り!の荒業。
コンソールのセットアップに時間を要しましたが、MIX作業は早かった!!!
もう巧みの一言。
ドラムはダイナミック、ベースは底辺でどっしりと鳴り響く・・・これぞJamaicaサウンド。
ベースのレンジの広さは特筆もの。
1曲につき、ストレートMix、”抜き差し”Mix、DUB Mixの3ヴァージョンを作成しましたが、
DUBはもう「さすが、得てます!!!」って感じ。
King Tubby直系の抜き差し感覚。
ぜんぜん奇をてらわず、ここでドラムが抜けたら気持ちいい、ってところで抜ける・・・。
まさに王道。
Jamaicaのような太い音は電圧の差かなあ、とかかつていろいろ考えてましたが、人技なのだとわかりました。
知識が豊富でかなり論理的な人だけど、常識にとらわれず大胆なこともできる非常に優れたエンジニアでした。
やあ〜〜〜〜もういい経験ができたね。
そしていきなり新曲が3曲完パケして儲けたね。
次のアルバムに収録する前にアナログで発売しようか、考えているところです。
事前の楽曲練習など、一切なしで臨んだレコーディング。
バンドの皆はと惑うことなくプレイしてくれました。さすがだぜぃ。
バンドの皆さん、拳POWA STUDIOのコンケンさん、
Scientistと彼の通訳兼プロモーターの吹上さんに大感謝。
リクルマイ