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「REVISTA COOL RULER」インタビュー翻訳

☆皆さんお元気ですか?☆

 

 

 

前回このブログに投稿した日付、なんと2017年5月。

かつての私の情報発信源だったブログもtiwtterやfacebookにすっかりとって代わられたなあ。

 

 

先日アルゼンチンのウェブ・レゲエ・マガジン「REVISTA COOL RULER」に私のインタビュー記事(言語はスペイン語)が掲載されました。で、日本語なら読む人もいるだろな?と思って自ら翻訳してみました。

 

いくつか前置き。

10月に突然インタビューの依頼が来ました。ON-Uのコンピに収録の「WAR」を聴いて私に興味を持ったのかもね。

インタビュー内容は、日本のレゲエ・シーンの今昔、本国ジャマイカとの差異、「WAR」についてなど。

日本のルーツ・レゲエ・シンガーLikkle Maiに日本のレゲエシーンを紹介してもらう、といった取り上げ方でした。

インタビューは英語でのメールのやりとりでした。

 

 

日本のレゲエ・シーンについての私の返答はあくまで私の目を通して感じているものだから、それが「正しい」ということではないです。世代やレゲエとの距離感で答えはだいぶ変わると思う。

ここでは「私の思ったこと」を言ってます。そこはご了承くださいね。

 

 

それではスタート!

タイトル「La hija del roots japones」

(↑注釈・「日本のルーツ・ドーター」(レゲエの世界ではルーツ・レゲエを歌う女性シンガーをROOTS DAUGHTERって表すことがある)

 

 

日本のレゲエ・シーンはどんな感じ?

 

レゲエは長い間、日本の音楽好きを魅了し続けているよ。でも市場という点からみたら以前より小さくなっているかなぁ。今から15年くらい前がピークだったと思う。

 

 

日本のレゲエはどのように生まれて発展していったの?

 

ディスコ・ブームが去ってしばらくして、クラブが建つようになって若者はクラブに行き始めた(1980年代後半)。彼らはファンクやソウル、ディスコ・ミュージックに代わる新しい何かを探していたんだ。で、クラブDJがレゲエをダンスミュージックとしてプレイし始めた。レゲエはあっという間に人気に火が付いたよ。

 

 

今の状況はどうなの?

 

今もしあなたが日本にいたら、レゲエのサウンド・システムとセレクター、ダンサー、シンガー、ディージェイをあらゆる場で見ることができるよ。ただレゲエ・バンドと、メジャー・レーベルと契約しているアーティストは激減したけれどね。

 

 

あなたはいつレゲエをはじめたの?

 

高校生の頃、ボブ・マーリーを聴いたの。それはすごい出会いだったよ。その後短大に通うため東京に出て、レゲエのクラブにも通い始めたんだ。そこでレゲエ・ミュージシャンやDJの友達が出来た。それから秋本ちゃん(DRY&HEAVYのベース)に、彼がはじめようとしていたバンドに呼ばれたの。それがキャリアのはじまり。

 

 

日本ではレゲエをどんな風に「最適化」しているの?ジャマイカと日本とでは文化がかけ離れているように思うんだけど。

 

確かにジャマイカと日本の文化は大きく異なっていると思う。でも私はレゲエがわかるんだ。だってどこの国だろうと人々の心に大差はないと思うから。レゲエが扱ってきたテーマ、貧困や差別や不平等は日本でも大きな問題だよ。だから私はレゲエは私たちの音楽だって思うんだ。

 

 

日本とジャマイカの文化において共通するものをあげてくれる?

 

ヘンプ(麻)を使う、魚を食べる。

(↑注釈・日本は古来から麻を育て暮らしに取り入れてきた、という意味でHempと書いたのにインタビューにはMarihuanaって書かれてた笑。そりゃレゲエ・シンガーへのインタビューなんだからそう思う方が当たり前なんだけど笑。しかし私は煙や薬の類いに全く興味がない女です)

 

 

世界のレゲエを見渡すと、男性シンガーが”オレオレ・鬼ボス”的な存在感を放っていて、女性シンガー(例えばリタ・マーリーやマーシャ・グリフィス等)の存在は薄いように思うけど、日本のレゲエにおいて女性はどちらをロール・モデルに見立てているの?そしてオレオレ的存在って受け入れられている?

 

日本のレゲエ・シンガーの女性たちがリタ・マーリーらをロール・モデルにすることはまずないよ。(私の世代だと)ローリン・ヒルやエリカ・バドゥ、ビヨンセとかを手本にしていると思う。一方で男性たちはボブ・マーレーやスーパー・キャット、ブジュ・バントンなどレゲエのアイコンを手本にしていたりするけれど。

若い世代はオレオレ的強さに憧れたり支持する傾向があって、年をとるにつれレゲエは共生の音楽だと思うようになる、と思う。

 

 

あなたは世界のレゲエ・シーンに目を向けることはある?例えばラテン・アメリカとかヨーロッパとか。好きなアーティストいる?

 

ハワイアン・レゲエが好き!ハワイにはレゲエバンドやシンガーがたくさんいるんだよ。The Green、Eli‐Mac、Mike Love、Hot Rain、ooklah the mocあたりが好き。私ハワイで6度ライブしているんだよ、ハワイの人たちに愛されている。

(↑注釈・レゲエの盛んなハワイではDry&Heavyの人気が高く、特にLikkle Maiが歌った「Love Explosion」という曲が現地ラジオ局で長きにわたってヘビロテされた背景があります)

 

 

あなたはNeysatuとともにボブ・マーレーの「WAR」をカバーしたね。ジャマイカのリリックをどうやって日本詞に置き換えたの?

あなたにとってそれはチャレンジだった?

 

ボブ・マーレーの「WAR」は私にとって最も重要なメッセージ・ソングの一つだよ。ボブはこの曲でエチオピアの皇帝セラシエの国連でのスピーチを引用している。人間同士が生きる上でのとても普遍的なことを歌っているんだけど、私たちは未だにその理想を実現できていない。私は「WAR」のリリックを意訳せずになるべくストレートに伝わるように、なおかつ発音もボブが歌った響きに似るように、それらに気をつけて詞作したよ。難しかったけど、うまくできたと思っている。

 

 

あなたのLikkle Maiという名前はどういう意味?

 

Likkle は「Little」という意味。パトワというジャマイカ特有の発音。リトルでなはくリクル(もっと正確にいうならリコゥ)って言うの。

 

 

なぜその名前にしたの?

 

背が小さくて魅力的だからに決まっているでしょ笑。

 

 

以上。ご一読ありがとうございました!

リクルマイ

 

 

 

likklemai * - * 23:51 * comments(0) * trackbacks(0)

新曲

☆皆さんお元気ですか?☆


つい一昨日書き上げた新曲が自分でめちゃ気に入っているので、珍しくこちらに記しておこうと思います。
DUBSTEPやNEWROOTSの現場でヘビロテされているDUBKASM「VICTORY」トラックで作りました。


この「VICTORY」Lucianoの歌バージョンから敬愛するMalaのリミックスまでいろいろ世に出ております。



このトラック、ホーンセクションをフィーチャーしたシャッフルのステッパーナンバーですが、
私が盛んにロンドンや東京のルーツレゲエやダブのダンスに通っていた頃からこの手のトラックでいつか歌を作りたいなぁと思いこがれてました。

そのきっかけとなった曲はThe Disciples「Return Of Addis Ababa」かれこれ20年も前の曲ですが、今なお私のニュールーツベスト10に入る重厚なシャッフルステッパーです。


歌詞は大まかに言えば若者へのアンセムでありチャレンジしている全ての人への賛歌です。


この「VICTORY」はNATURAL VYBZが何とレパートリーとして取り入れており、わずか3名(メンバーのAKIO君とBANANA君、サポートのユッケ君)で見事に再現、それ以上のダイナミズムを与えています。

彼らはホントにセンスが良い!!!


昨日、彼らとのリハで初めて音合わせしてみましたが、もうバッチリすぎました!!! 楽しくて良い汗かいたよー。
この新曲、5/25の「宇田川ジャムロック」5/28の「One Love Jamaica Festival」でやりますから是非聴いてくださいませー!!

リクルマイ

likklemai * - * 13:19 * comments(0) * trackbacks(0)

KING OF DUB

☆皆さんお元気ですか?☆

久々のブログ更新です。

 

11月からJAH SHAKAの来日ツアーが始まります。
私Likkle Maiはツアーファイナル、代官山UNITでSHAKA御大のフロントアクトを務めます。

 

もうかれこれ4回はサポートさせていただいているでしょうか。 SHAKAのパフォーマンスを間近で、そしてサウンドシステムで体感できるのはこの上ない喜びです。

 

さて「KING OF DUB」と称されるJAH SHAKAですが、 何故KING OF DUBなのでしょうか? 頭をまっさらにした状態でKING OF DUBは?と聞かれたら私はJAMAICAのKING TUBBYだと答えます。

 

ご存知DUBの創始者にして最高のDUBエンジニアです。 TUBBYの功績についてはここでは割愛します。 知りたい方は上の名前をクリックしてリンク先を覗いてみてください。

KING TUBBYのようにDUBエンジニアでないJAH SHAKAが何故KING OF DUBと称されるのか?

JAH SHAKAのスピリチャルで神々しいな姿や言動ばかりが独り歩きして、実際に彼のパフォーマンスを体験したことがない人は少なからずいると思います。

今回このブログではSHAKAがKING OF DUBと称されて然るべき活動と、なかなか定義付けが難しいDUBというものを私Likkle Maiの体験を通して、拙いながらも話してみたいと思います。

高校生の頃レゲエ(特にルーツレゲエ)に出会ってからTUBBYをはじめとする数々のDUBアルバムを貪っていた私、上京してからはそんな音楽が流れるクラブで夜な夜な踊りまくっていました。
レゲエやダブを掘り下げていくうちに「サウンドシステム」がキモだということがわかってきました。


現在では日本にも多種多様のサウンドシステムがあります。本場JAの最新ダンスホールをプレイするシステムが主流ですが、JAH SHAKAらにインスパイアされたUKスタイルのシステムも決して少なくないです。

 

ですが90年代前半には、レゲエのサウンドシステムはごく僅かでした。知っているサウンドと言えばTAXI HI-FIやVIPくらいだったかと。

 

レゲエの母国JAMAICAのダンスホール以上に、レイドバックしたUK(イギリス)のルーツスタイルは私にとって非常に魅力的だったので、 サウンドシステムを体験するならルーツレゲエをプレイするUKがいいなぁと思いを馳せていました。


20歳のとき私は最初の海外冒険旅をしました。 行き先はイギリス、JAH SHAKAのサウンドシステムを体験する為です。

今考えたらかなり勇気のいる行動ですが、勢いと情熱が良い方向に導いてくれたようで、エキサイティングでラッキーな旅となりました。

 

JAH SHAKAのTシャツを着て、極上のサウンドシステムでDUBに浸れるクラブ、その名も「DUB CLUB」に遊びに行きました。

 

エントランスでのセキュリティーチェック、IDをみせる通過儀礼はここで学びました。 今は東京などの都会の大きなハコはチェック有りが当たり前ですが、昔はそんなのなかったよね。

 

いざダンスフロアに足を踏み入れたとき、ベース音が文字通り「地を這い」床を震わせているのを体感した感動は今なお鮮明に覚えています。

 

 

イギリスの電圧(240VT)は日本よりも高いのでより爆音が出るのは当然なのですが、さらに私を感動させたのは、単に大音量なだけでなく世界を包み込むような豊かな低音、攻撃的に耳をつんざく高音、重心がかなり低めの中音、これらが非常にバランスよく空間の中に配置されていたことです。

さらに私の胸を熱くさせたのは、ボブマーリーやデニスブラウンさながらのドレッドロックス達やアフリカンプリントのダーバンとドレスを身に纏い「これが私たちのアイデンティティだよ」と言わんばかりに誇らしげに踊る女性たちの姿でした。

ヤヴァい!!!!カッコいい!!!!

ああ、ルーツレゲエはこうやって楽しむものなんだなと身をもって知りました。

 

この時にあることを発見しました。それはDJの(レゲエではセレクターといいます)プレイスタイルです。

 

通常のDJのプレイは2台のターンテーブルを使い、途切れることなく曲から曲へなめらかに繋いでいきます。
が、ルーツレゲエスタイルのサウンドシステムは異なります。 1台のターンテーブルでまずはシングル盤A面(ヴォーカルサイド)をプレイ、続いて盤面をひっくり返してB面(DUBバージョン)をプレイするのです。

 

A面の各楽器の演奏を「抜き差し」することで、ドラムのダイナミズム、ベースラインの美しさを引き出します。

B面におけるヴォーカルは歌詞やメロディの表現者から一転してリズムの一部になったり言葉を強調させるアジテイターになります。

曲の1番大切な歌詞にディレイというエフェクトをかけることで、呪文のようにその歌詞が鳴り響きます。無作為にディレイをかけることも多々あり、予定調和でない新鮮な響きが生まれることもあります。

引き算の美学で成り立つDUBバージョンは、私たちが音の渦の中に入り込み、ただひたすらに踊れるという仕組みになっています。 踊る為の最高の音楽がレゲエでありDUBなんだなと知りました。

その踊る為の音楽を私に観せてくれたのがJAH SHAKAです。

ルーツレゲエをサウンドシステムで楽しむというこの上ない楽しみを見つけた私は、以降お金を貯めてはイギリスに向かいサウンドシステム巡りの旅をしました。

 

このyoutubeに若かりし頃の私の姿が映っています(3年前のDOMMUNEでDBSさんが紹介していましたね、2分38秒あたりを見てみて)。

 

今まで5回イギリスを訪れましたが4回目ではDRY&HEAVYの初のヨーロッパツアーでした。

いち音楽ファンでなく「ミュージシャンとして」訪れたというのはなかなか感慨深いことでした。
その時もADRIAN SHERWOODやASIAN DUB FOUNDATIONらとの交流がありましたが、またその話はいつか。

 


話を戻します。
私がサウンドシステム巡りをしていた90年代から00年代にかけて、その中心にいたのは間違いなくJAH SHAKAです。
その時期のSHAKAはサウンドシステムでのパフォーマンスだけでなく、作品制作も積極的に行っていました。

もともとJAH SHAKAは優れたDUBアルバムを多数世に出していて、自身のバンド”THE FASIMBAS”と作ったオリジナル作、10作を数える「Commandments Of Dub」シリーズなどなど80年代だけで相当数リリースしています。

90年代に入るとジャマイカで音源制作(演奏はFIRE HOUSE CREW、録音とミックスはMUSIC WORKS)した作品を連発します。

MAX ROMEO「FAR I CAPTAIN OF MY SHIP」、HORACE ANDY「JAH SHAKA MEETS HORACE ANDY」、ICHO CANDY「GLORY TO THE KING」あたりは本当に名作です。

ジャマイカの制作陣によるモダンさとSHAKAならではのストイックさが見事に調和しています。


JAH SHAKA作品を初めて聴く方にはこれらをお勧めします。今ジャマイカで人気のあるルーツリバイバルのシンガーCHRONIXXやJAH9が好きな人はドンピシャだと思います。 上記の作品にはそれぞれDUB盤があり、「commandments DUB」に続くシリーズもの「DUB SALUTE」になっています。

 

もの凄くカッコいいです。歌モノ以上にDUBそのものを楽しみたい方、昨今のDUB STEPがお好きな方にお勧めします。

まだまだお勧めしたい作品は山ほどありますが、私はレコ屋さんではありませんのでこの辺にしておきます(笑)。

話をそろそろまとめるとしましょう。JAH SHAKAは60年代後半からサウンドシステムで一つのターンテーブルでA面B面を対比させることでDUBの魅力を半世紀にわたり伝えてきました。

注)近年は環境や条件によって2つのタンテを使うこともあります。

全盛期は10時間ノンストップでプレイしていたんだから!!!!

 

それだけではなく自身のプロデュースによる優れたDUBアルバムを多数世に送り出しています。

さらにはJAH メッセンジャーとして素晴らしいメッセージを世界各国のJAH CHILDREN(レゲエ好き)に届けています。

パフォーマンスの最後にターンテーブルの針を上げてからメッセージを伝えるのはファンにとってはお馴染みの光景なのですが、震災から間も無い2012年来日時には福島や東北に向けて温かく励みになることをお話しされていて私の目頭は熱くなりました。

聞き取りやすい英語ですから、実際に会場に足を運び朝方のメッセージにまでお付き合いいただきたいです。

このブログを読んで、JAH SHAKAのパフォーマンスに興味を持ってくだされば幸いです。

ついでに私Likkle Maiも宜しく(笑)。

リクルマイ

likklemai * - * 18:25 * comments(2) * trackbacks(0)

選挙とSNS

☆お暑うございます☆

参院選が終わりましたね。
そう思うのもつかの間、私たち東京都民(や、私は都下民か・笑) は都知事選が控えてます。

しかしこの数週間、私のタイムライン(主にFacebook)にこれでもかと候補者情報があふれ返っておりました。その圧から解放され正直少し…いや、かなりホッとしております。

Facebookなどのソーシャルネットサービス(SNS)での情報拡散は確かに効果があります。でも過剰なのは逆効果なのではないかと私は思いますが皆さんはいかがでしょうか?

SNSは例えば、見知らぬ外国の方々からのリアクションがあったり、普段会うことのない遠くの親戚からフレンドリクエストがあったりと、自分のリアルライフ以上の「思いがけない」繋がりが芽生える場だと思います。

SNSの利点は遠くの人の情報も近くの人も同じようにタイムラインに流れてくる、と言えると思います。
ですがそれは「世界が広がっている」のではありません。

ここにおけるフレンドとは、大概の場合同じような経験をしたことがあるとか、考えが似ているとかそんな人と人との関係性です。

そんな似た者同士の、言わば「友達の輪」の中でシェア記事や支援記事がグルグルと衛星のように回り続けます。

私たちが作りなす「友達の輪」を、派手に大きく見積もって太陽系とします。しかし宇宙においては太陽系はちっぽけすぎる惑星群に過ぎません。

自分の感覚は世の中の感覚では決してない。

1万、いや10万シェアくらいされない限り「友達の輪」を超えて”別の世界”に飛び火しないと思うんです。
「友達の輪」内の住人はその情報を繰り返し見ることで『凄い盛り上がり』だと錯覚するのだと思います。

その情報は、人によって不快に感じることもあると思います。
ここにSNSの難しさがあります。

私がフェイスブック見なきゃよいのよね??
そうだそうだ(笑)。

一つだけ言いたいのは、
選挙が終わって勝敗が明らかになったところで「不正選挙」だと言う記事があがり、それをシェアする人が少なからずいることです。

集計機械がどうのとか鉛筆がどうのとかいう記事を見ましたが…そんな姑息とも言えない滑稽なものを信じているとは。

私自身10年くらい前に陰謀論にまつわる話を聞いたり本を読んだりして「こんな世の中だもの、何があってもおかしくない」って思っていました。

だけどこの21世紀、そんな機械に頼るまでもなくもっとスマートに世論を誘導する術をお上は知っていると思います。
それが今回の参院選の結果に表れていると思うんですがいかがでしょう?

そんなことをシェアする前にもっと「自分」にとっても「自分が応援する人」にとっても効果的で魅力的なアピールをするほうがいいのでは?と思った次第です。

私はヘイトもネガキャンも苦手だぁ!

選挙の投票率は「世代」が大きく関わっていると思います。
選挙に行く世代は”団塊”を中心に40代あたりまで。

投票率や選挙の在り方は団塊の世代が投票できなくなった時を堺にガラリと変わると思うんです。
今現在はどんな候補が表れても、既存勢力には太刀打ちできないと思っています。年をとるほどに人は積み重ねや実績を重視する傾向がありますから。

世の中は私たち自身が変えようと意識しなくても徐々に変わっていくものです。ですがその変化を傍観するままで良いはずはありません。
怪しい方向に進んでいるなら抑止しなくてはならないと思います。その行動の一つが選挙だと思います。

参院選に関わった皆さんには当落関係なく「骨身を削るご活動お疲れ様でした」と言いたいです。

私もこれからもっと勉強しようと思います。

リクルマイ
likklemai * - * 21:48 * comments(2) * trackbacks(0)

5年目の「きたぐにのはる」

☆皆さんお元気ですか?☆



あっという間に3月ですね。

3月といえばひな祭りに卒業…そんなイメージがありましたが、5年前のあの日以降3月は特別な、色々な思いの交錯する月になっています。



2年前にリリースした「きたぐにのはる」、今日はこの曲についてお知らせです。

「あれから3年の月日」ではじまるこの曲ですが「あれから5年の月日」と歌いたくて、歌の新録とリミックスを施して動画にしてみました。



(CD収録時の演奏メンバー、ドラムの森俊也氏、ベースの河内洋祐氏、パーカッションの田鹿健太氏の演奏は暖かみや優しさがにじみ出てた名演なのでそのまま活かしております。)





この動画に添えられた心温まるスケッチの数々はイラストレーター小池アミイゴさんによるもの。

アミイゴさんは私の故郷・岩手県宮古市をはじめ被災地を何度も訪れ、人々が暮らす風景のスケッチを重ねてきました。



ちょうど1年前に 「岩手日報」の企画で アミイゴさんと私は宮古の街を歩き、対談させていただきました。

その様子はこちらでご覧いただけます→「きたぐにのはる」がつなぐ 四年目のいわてのテとテ 〜二人の宮古漫ろ歩き〜



ちなみにその日の対談の数時間前には宮古市のリアス亭にてアミイゴさんは子供たちに向けた絵のワークショップを開催、ワークショップ後にリクルマイ&ザKはゲスト奏者に田鹿健太氏、大熊ワタル氏、こぐれみわぞうを氏を迎えた5人編成でミニライブを行っています。



もっと言えば(笑)その前日は宮古市民文化会館に宮古出身の女性歌手がそろい踏みする岩手日報主催のコンサートに同じく5人編成で出演しています。説明がましい(笑)。







そんな宮古での邂逅を経た半年後(昨年7月)に私は東京・青山のアミイゴさんの個展に伺いました。

会場奥から私の歌う「きたぐにのはる」が流れていることに気づきました。


展示室の液晶画面からアミイゴさんによる故郷の風景のスライドショーが「きたぐにのはる」にのせて流れてきます。



これを見て私の歌詞では伝わらないものが伝わっているように思いました。

誇張の一切ない素朴なスケッチだから成せる真心の表現だと思いました。



「5年目のはる」はアミイゴさんのスケッチと共にこの曲を表現したい。見終わって胸がいっぱいになりながらそう思いました。



今回この動画作成にあたり快く作品を預けてくださったアミイゴさんに心からの感謝をいたします。

多くの人にこの作品を見ていただきたいとブログを更新した次第です。



リクルマイ

likklemai * - * 23:52 * comments(0) * trackbacks(0)

Hawaiiツアーから帰国

ハワイでのライブツアーから無事に帰国しました。



今回はグラフティーのアーティストを国内外から招聘しハワイのHip Hopカルチャーをかつてない規模で盛り上げるPOWWOW worldwide主催の野外フェスティバルに、Likkle MaiとThe Kが現地を代表するレゲエバンドと共に出演を果たしました。



おかげ様で手ごたえバッチリのライブとなり、Hana Hou(ハワイ語でアンコールの意)の声をたくさんのお客さんから頂戴し、時間配分がタイトなフェスにも関わらず予定より1曲多く歌いました。



ステージ後も「Great show!」とか「Awesome!」とかめちゃくちゃ嬉しい言葉をかけていただきました!!



私がハワイの地でライブをするのは何と6度目になります。

どうしてこの私がハワイでライブする機会に恵まれるのか不思議に思う方がたくさんいるでしょうから、この場にて説明したいと思います。



今から16年前、Dry&Heavyというダブバンドの女性ヴォーカルとして4枚のオリジナルアルバムに歌を収めました。

そしてそれらの作品はヨーロッパやアメリカのレーベルからも発売され、世界中のレゲエファンの耳に届くという幸運に恵まれたのです。



1999年から2002年頃にかけDry&Heavyとしてヨーロッパ、オセアニアをツアー。大成功を収めました(ドイツではBuju Banton、イギリスではAsian Dub Foundation、そして香港ではPrimal Screamのフロントアクトを務めました。今考えたらスンゴイことですね)!



2005年に私は脱退するのですが、Dry&Heavyの作品は世界中のダブファンに長らく愛聴されていました。



特に私の歌った「Love Explosion」という曲はハワイのラジオ曲で何年もの間パワープレイされました。



そのパワープレイっぷりはハンパなく、最初にハワイに招かれ「Love Explosion」を歌ったときに起きた大合唱は私本人が一番ビックリしたほどです。







このような背景がありDry&Heavyで歌った楽曲を中心にライブをしてきました。そして嬉しいことにLikkle Maiの英語詞の楽曲「Rock To Sleep」「Your Love」などもラジオ局でプレイされるようになりました。



ハワイに行くたびに局を訪ねてプロモーション活動したことも大きな要因です。こちらではラジオ局からヒット曲が生まれています。



そしてラジオ局から私の関わる新たなヒット曲が生まれました。



今、ハワイで一番アツい女性シンガーEli Macと私がコラボした「Young Soul Rebel」という曲です(彼女はアメリカンアイドルという有名なオーディション番組のファイナリスト、実力は折り紙付きです)。







もともと「Young Soul Rebels」という曲は2012年発表の私のアルバム「Dub Is The Universe」に収録されています。



このリズムトラックはハワイの売れっ子ミュージシャンBrad Watanabeが私に提供してくれたもの。

BWがドラムからベースまで全てを重ね録りした強靱なワンドロップサウンドに、私は「We are the 99%、We are young soul rebels」という歌詞をのせました。



We are the 99%という言葉は、2011年頃にウォール街で起きた、”行き過ぎた格差”に反対するデモにおいて象徴的に使われたスローガンでした。



日本でも格差による貧しさが表面化してきた頃で、この言葉をぜひ使いたいと思っていました。ヘビーウエイトなレゲエサウンドにこの言葉がうまくのりました。自分の作品の中でもかなり骨太な楽曲として気に入っています。



その「Young Soul Rebels」のサビを引用し、Eli Macが新たに詞をのせたのが「Young Soul Rebel(複数形でない)」です。





We are the 99%は、極めてルーツレゲエ的な言葉だと私は思っていたので、この言葉を使ってくれる人がいてとても嬉しかったです。



ハワイレゲエは美メロのラブソングが主流なので、このようなディープなルーツナンバーが生まれたのは個人的に驚きでもあります。



今回もEli Macとこの曲をやりましたが燃えましたね!!

オーディエンスの反応も最高でした。



こうして現地の才能溢れるアーティストたちと曲を作ったり共演したりできるのは本当に有難いことです。そしてこれらの好機をもたらしたDry&Heavy時代の楽曲たちにも感謝したいです。



ハワイの方々に愛され、育てていただいたことに感謝してもしきれません。

感謝とアロハの精神を胸にこれからまた日々頑張ろうと思います。



Mahalo.

リクルマイ

likklemai * - * 01:08 * comments(0) * trackbacks(0)

「WAR IS OVER, IF YOU WANT」について

☆皆さんお元気ですか?☆

4日前に公開した動画「WAR IS OVER, IF YOU WANT」お陰様で反響すごいです。

Twitterでのべ80RT、Facebookで60シェア越えしました??

暖かいコメントも多数頂戴しております。
この場でも重ねてお礼申し上げます。

この新曲「WAR IS OVER, IF YOU WANT」ですが、来年リリースする新作アルバムに収録予定です。そして今のところシングル発売の予定はありません。

ある日この曲が私の頭の中に舞い降りて来ました。
1日で曲を書き上げ、翌日はデモ録音、さらにその翌日にレコーディングして、そのまた翌日はミックス、その4日後にマスタリングを終え、その間に動画の撮影を。

本来ならアルバムを彩るいち作品として、アルバムリリースまで寝かせておくのですが、
曲調がこの時期にぴったりなのと、何よりこのメッセージをお届けするなら今でしょ??ということで、動画を付けての公開という形に踏み切りました。

アナログ盤やitunesなどでの配信も視野に入れましたが、プレスにしても配信準備にしても1ヶ月弱を要します。



この曲をこの時期(クリスマスシーズン)が過ぎてからお届けするのは「ないな」と思いました。

結果、この時期に「今すぐ伝えたい思い」を皆さんにお届けできとても嬉しいです。


最後にこの作品に関わってくれた方々(宮村洋一君、滝瀬真代さん、石田昌隆さん、The K)に心からの感謝を表したいと思います。ありがとうございます??

リクルマイ





likklemai * - * 01:24 * comments(0) * trackbacks(0)

Likkle Mai&The K「WAR IS OVER, IF YOU WANT TO」

☆皆さんお元気ですか?☆

Likkle Mai&The Kの新曲「WAR IS OVER, IF YOU WANT TO」の動画をアップしました。

昨年12月17日リリースのミニアルバム「きたぐにのはる」から一年の節目に、Likkle Maiが書き下ろした新曲です。

反戦の祈りを込めた心温まるアコースティックナンバーです。
どうぞご覧ください!


リクルマイ
likklemai * - * 14:43 * comments(0) * trackbacks(0)

スタジオ凛チャリティーライブ

昨日のスタジオ凛でのLikkle Mai&The Kチャリティーライブ、ご来場ありがとうございました??

お子さんたちとくつろぎながらがコンセプトのライブも今回で4度目、天然リバーブの効いた、柔らかい日差しの届くホールで私たちも気持ち良くライブさせていただきました??

ハイライトは「きたぐにのはる」からの「ノン気節」。スタジオ凛の矢澤柚香先生がお客さんに振り付けをレクチャー。

お客さんみーんな立ち上がり上手に楽しそうに踊っていました。
まるで盆踊り??大成功??

お客さんと至近距離でのライブは歌もギターもそして心もダイレクトに伝わりそして届く気がします。
暖かなエネルギーが凛のホールに溢れていたように思います。

ライブ後は矢澤さんご一家とChez Navetさんにて打ち上げのお食事を。
普段私たちの食卓にはまず上がらない、ヴィンテージのイタリアワインを堪能させていただきました。身に余る至福のひと時でした?

撮影スタッフによるライブ写真と映像待ちですが、取り急ぎレポートまで。

スタジオ凛の皆さんに心から感謝です??


リクルマイ
likklemai * - * 10:45 * comments(0) * trackbacks(0)

POW WOW JAPAN

日米で活躍するラッパー、ご存知SHING02君のお誘いで天王洲アイル、ボンドストリートで開催中のPOW! WOW! JAPANに行ってきました。

POW! WOW! はハワイ在住の三人により2011年からスタートしたHonoluluの倉庫街で行われているストリートアートのイベントで、世界中から集められた著名アーティストが巨大壁画を1週間かけて制作します。
ハワイ・台湾・テキサス・ロングビーチを経て5か所目の開催地が日本なのだそうです。

SHING02君はこのイベントのミュージックディレクターを担当しています。
「ハワイから来ているアーティストの中にマイちゃんのファンがいるから是非遊びに来て!」というシンゴ君の言葉につられ(笑)、行くことに。

会場のボンドストリート一角は、大きな壁画が並ぶストリートアートの大展覧会。
全体を通して見るとまだ7割くらいの仕上がりでしたが、それでも圧巻の光景。

埋め立て地のビル街の中のアート、私の知らない日本がそこにありました。

その後、セッションのお誘いを受けインターFMのスタジオに移動。

昨日出来上がったばかりのリズムトラックだそうで、このリズムトラックを事前に知る由もない私。

うまくセッションできるかな?ちょいとドキドキでしたが、初めて聴くトラックは私好みのワンドロップのルーツレゲエサウンド??

めっちゃ楽しくなってメロディーを口ずさんだら、即レコーディングに。
あっと言う間に出来上がり、The Kのギターも重ねちゃいました??

私の後に歌を入れたヤヨイさんという女性R&Bシンガーもとても上手な方でこちらもすらすらするんと録り終えていました。

ハワイで出会いを果たしているアーティストとの再会もできたし、何よりセッションが楽しかったしとてもエキサイティングな良い1日でした??

SHING02君そしてPOW! WOW! クルーの皆さん、ありがとうございます??

24日まで開催しているので、是非遊びに行っみてください??
http://powwowjapan.com/

リクルマイ
likklemai * - * 10:45 * comments(0) * trackbacks(0)
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